就活にもきっと役立つ!IT系資格を取るためのオススメ勉強法

このコラムはITエンジニアを目指して就活をしている人を対象に、さまざまな情報をわかりやすく解説していきます。

最終更新日:2024年09月18日

このコラムは主に就活をしている学生を対象に、ITエンジニアを目指して活動する上で役立ちそうな情報をお届けしていくコラムです。もちろん就活生以外にも役立つ内容となっていますのでぜひご覧ください。

就職活動をはじめとする新しいチャレンジに向けて資格の取得を考えている人も多いと思いますが、どんな勉強法がいいと思いますか?

IT系の資格の場合、その鉄則は「手を動かす」ことです

教材を読んだり見たりしていると分かった気になりがちですが、自分でパソコンを操作して(例えばコマンドなど)何かの入力をした結果どうなるのかをしっかり確認し、成功なのか失敗なのかを知ることがとても重要なのです。

その手を動かすために何が必要かというと、資格の内容について解説してくれて学習を導いてくれる「教材」と、教材の内容を実際に動かすための「環境」の2つです。

教材に書かれた内容を繰り返しパソコン上で試してみて技術を習得し、知識を定着させていくことが1番の近道なのです。

学習のための教材にはどんなものがある?

IT系資格の学習教材には、書籍やオンラインサービス、動画コンテンツなどがあります。1つずつ簡単に紹介したいと思います。

書籍

学習教材として最もポピュラーと言えるのが書籍です。

IT系資格には様々なものがありますが、その種類を問わず対策のための書籍が数多く出版されています。もし近所に少し大きめの書店があれば資格コーナーに行ってみるとわかると思います。

就活生に特に人気のITパスポートや基本情報技術者試験に対応した書籍は種類も豊富なので、教材選びの段階で悩んでしまうかもしれません。それぞれ好みもあると思うので、書店で比較しながら選ぶのが良いでしょう。

資格によっては、教材とペアになるような問題集がある場合もあります。教材でインプットした知識を問題集で確認し、間違った問題を教材で再度確認する、つまり反復学習が効果的です。

なお、最近の教材は電子書籍版が用意されていることが目立つようになってきました。スマートフォンなどでいつでも読めるようになるのは便利ですが、固定レイアウトが採用されている場合はスマートフォンの小さい画面だと読みにくいこともありますので注意しましょう。

オンラインサービス

資格によっては、オンライン問題集やeラーニングプログラムを利用することができます。

有料のもの、無料のもの、様々あります。有料であってもお試し機能などが用意されていることが多いので、機能などを確認して自分に合うかどうか試してみるようにしましょう。

オンライン問題集は、実際の試験と同様の選択肢式の問題を解くスタイルが一般的で、書籍で学習した内容の復習に使うこともできます。試験問題になる意味でも、実際の試験に近い出題方式で提供されているサービスを選ぶのが良いかもしれません。

オンラインサービスはパソコンのWebブラウザ経由で利用するのが一般的ですが、スマートフォンに対応している場合もあります。その場合はいわゆる「隙間時間」を活用して勉強もできるので、とても効率よく学習を進められるのではないでしょうか。

動画コンテンツ

YouTubeには、資格対策のための動画がたくさんアップロードされています。一般の方はもちろん、IT系スクールやIT企業が提供するものもあります。

動画は、製作する方々によって時間が短いものや長いもの、体系的にまとめられているもの、ピンポイントの解説など内容がさまざまです。

自分が苦手なトピックに的を絞って動画を検索し、できる限りたくさん試聴してみましょう。疑問に感じた内容が解決できる動画に出会えるかもしれません。

ちなみに、LPI-JapanでもLinux技術者認定「LinuC(リナック)」などの出題範囲を解説する動画を数多くYoutubeに掲載しています。こちらも是非ご覧ください。

LPI-JapanLPI-Japanチャンネルは、LinuC(Linux)やOSS-DB(PostgreSQL)、HTML5などの受験を考えwww.youtube.com

学習環境の作り方

野球やサッカーを習うとき、本や動画を見て学ぶこともあるかもしれませんが、実際にボールを投げたり蹴ったりしながら習得していくのと同じように、IT系の資格のスキルを身につけるのも実際に試してみるのが一番です。

その試すための環境が「学習環境」と呼ばれるものであり、その学習環境の中で教材で学んだことを試してみて教材に書かれた通りにうまく動作するのか、それとも何かの原因でうまく動かないのかを実際に自分で操作して確認し、それを繰り返しながら知識の定着とスキルの習得につなげていきます。

私たちLPI-Japanが提供しているLinux技術者認定「LinuC(リナック)」はLinuxと呼ばれるOSのスキルを証明する資格なので、合格するためにはLinuxの操作がある程度できるようにならなければなりません。

なのでLinuxを自由に試せるコンピューターが必要になるのですが、そのコンピューターを用意する手順をまとめたガイドブックを用意しています。興味のある人は是非ご覧ください。

LinuC 学習環境構築ガイド|Linuxの技術者認定ならLinuC

勉強方法について相談できる人を探しましょう

ここまで学習に必要なものと学習環境の作り方についてご紹介してきましたが、これから学習をしようとお考えの皆さんなら、書籍の選び方ひとつとっても、正直よくわからないという方もいらっしゃるかもしれません。

そんな時に頼れるのは、受験経験のある教授や先生、サークルやゼミの先輩やお友達、会社であればご同僚です。

おすすめの書籍やオンラインサービスについてアドバイスしていただけるでしょうし、実試験の雰囲気や試験当日の心構えなどについても教えていただくけることでしょう。

頼れる人が近くにいない場合は、ネット上にある資格を取得された方の体験記などが参考になるはずです。

オンライン学習サービスなどが提供している合格体験記もあるので、あわせて確認してみるとよいでしょう。

まとめ

IT系の資格対策には、さまざまな教材がありますので実際に手に取ってみて自分に合ったものを選びましょう。

コンピューター操作が必須の資格の場合は、教材の内容を実際に試せる学習環境を用意して、手を動かしながら技術の習得、知識の定着につなげましょう。

資格取得に関して疑問や不安があるときは、すでに資格取得している人に相談しましょう。近くに相談相手がいない場合はネット上の体験談や受験リポートを参考にしましょう。

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