IT系資格の受験方法について

このコラムはITエンジニアを目指して就活をしている人を対象に、さまざまな情報をわかりやすく解説していきます。

最終更新日:2024年09月18日

このコラムは主に就活をしている学生を対象に、ITエンジニアを目指して活動する上で役立ちそうな情報をお届けしていくコラムです。もちろん就活生以外にも役立つ内容となっていますのでぜひご覧ください。

私たちが提供するLinux技術者認定「LinuC(リナック)」の試験は、日本各地にあるテストセンターの座席を予約できればいつでも受験が可能ですが、それでも「LinuCの試験日はいつですか?」と質問されることがあります。

そこで今回は、IT系資格のさまざまな受験方法について紹介していきたいと思います。

コロナ禍前は試験会場やテストセンターが一般的でしたが、今は自宅や職場などから受験ができるオンライン形式などもあります。ご自身に合った受験方法をぜひ見つけてください。

試験会場で受験する

土日に大学や高校の校舎を開放して、そこを会場にして試験を行う方法のことです。

一般的には受験者は試験会場の指定はできず、試験申し込み後に発送される受験票で通知されます。お住まいに最も近い場所が候補となるはずですが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策などにより、地域によっては希望する試験地で受験できない可能性もあります。

試験会場への往復の交通費、場合によって宿泊費も受験者の負担となりますので、その辺りは申込み前に確認しておきましょう。

試験は遅刻厳禁ですので、試験当日の交通状況には注意が必要です。試験には余裕をもって行動しましょう。

ちなみにIPAの情報処理技術者試験の大半は指定の試験会場での受験になります。大学などの学校が試験会場になることが多いです。

テストセンターで受験する

駅前や繁華街の建物の一室に個人が集中できるスペースやパソコンなどを用意して、テスト受験ができるようにした会場(=テストセンター)で受験する方法のことです。

テストセンターに用意されたパソコンを使って受験するのでCBT(Computer Based Testing)方式・CBT試験、と言われたりもします。

LPI-Japanが提供しているLinuCやHMTL5、OSS-DBなどの認定試験もCBT形式でも実施しているので、テストセンターで受験ができます。

テストセンターは全国各地にあり、センター側の空き状況を踏まえた上で、希望日時で受験が可能です。

Linux技術者認定「LinuC」の試験会場

お住まいの地域や通学通勤地域にテストセンターがあれば便利ですが、ない場合には遠出が必要となり宿泊が必要になる場合もあります。

なお、それぞれのテストセンターが全てのIT系資格試験に対応していると言うわけではありません。試験ごとに対応するテストセンターは異なりますので、受験を希望する試験のホームページでチェックしましょう。

オンラインで受験する

自宅などからインターネット経由で受験ができる方式です。

以前からオンライン試験はありましたが、コロナ禍で多くの人が集まるところに行くことを避けることを目的に、一気に普及が進みました。もちろん、LPI-Japanが提供しているLinuCやHMTL5、OSS-DBなど、テストセンターで実施されているCBT形式の試験の多くもオンライン受験(OnVUE受験)に対応しています。

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自宅から受験できるから便利!というところはありますが、いくつか注意点があります。

  • PCのスペックやインターネット接続の安定性が求められる
  • 試験時に身分証明書を監督官に示せるようWEBカメラやマイクが必須
  • 静かでひとりになれて机の周りには何もない受験環境が求められる

PCのスペックやインターネット接続の安定性などは試験の予約前にテストできるようになっていますので、まずはテストして問題ないかどうかの確認をすることが先決です。

あと、オンライン試験の手続きを進めるときに対応してくれる人との会話に日本語が使えるか、と言うのも英語がそれほど得意でない人には安心材料として大事かもしれないですね。
もちろん、LinuCのオンライン試験には日本語が話せる監督員が対応しますので、安心してください。

まとめ

IT系の認定試験の受験の仕方には、試験会場やテストセンターに足を運ぶ方法と、自宅などからインターネットを通じて受験する方法の2通りあります。

どちらがいいと言うことはないので、自分の条件(会場までの距離は?静かな環境は作れるか?PCのスペックは?など)を踏まえて受験しやすい方法を選ぶようにしましょう。

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