Linux豆知識 018

環境変数

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今回は、「環境変数」についてです。

変数とは、プログラムなどにおいて、メモリなどに用意する「データを記憶しておく箱のようなもの」ということができます。すなわち、プログラムは変数に値を記憶させ、変数の中身を参照することによって、さまざまな計算などの処理を行うことになります。

「環境変数」も変数の一種です。普通の変数とどこが違うか?というと、「普通の変数はそのプロセスでのみ有効、環境変数は他のプロセスと共有できる変数」と言えます。Linuxのシェルで言うと、「シェルが呼び出した子プロセスでも利用できる変数」が環境変数です。

環境変数の名前は、大文字のアルファベットを利用するのが通例となっています。実は小文字で変数名をつけても構わないのですが、環境変数であることを示すためにも大文字で設定するのがよいと言えます。

さてこの環境変数ですが、システムの挙動を決定するものがあります。
たとえば、「PS1」という環境にはコマンドプロンプトに表示する文字列を決定する値を格納します。プロンプトに表示する文字列を変更したい場合は環境変数PS1の値を変更すればよいのです。また、コマンドの履歴をいくつ保存しておく「HISTSIZE」変数や、パスを指定する「PATH変数」など、さまざまな環境変数があります。環境変数を変更することにより、システムを使いやすいものにカスタマイズすることもできます。ただし、環境変数の中にはシステムの動作に重要な役割を担っているものもあるため、無闇に変更すると誤動作の原因となることもあるので注意して下さい。

環境変数を操作するコマンドは、「export」コマンドです。exportコマンドを引数なしで実行すると環境変数の一覧が表示されます。また、通常の変数を環境変数に昇格させるためには「export $変数名」のように、環境変数を設定すると同時に値を格納するには「export $変数名=値」のように実行します。

環境変数およびexportコマンドは、Linuxを管理する上でも重要なものですから、しっかり理解しておきましょう。

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