Linux豆知識 024

エイリアス

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「エイリアス」という言葉は、実は色々な場面で使われます。たとえば、「コマンドのエイリアス」「メールアドレスのエイリアス」など。ですから、一言「エイリアス」と言った場合、場面場面でそれが指すものは変わってきます。

ですが、意味としてはどれも似たものを指します。
エイリアスとは英語で「alias」と書き、日本語訳すると「別名」という意味になります。
「メールアドレスのエイリアス」といった場合も、別名の意味合いが出てきます。
たとえば、「foo@example.com」というメールアドレスのエイリアスに「bar@example.com」を設定しておくと、bar@example.com宛のメールはfoo@example.comに届くようになります。この例のように、何かの「別名」を「エイリアス」と呼びます。

Linuxでよく出てくるのは、メールアドレスのエイリアスのほか、コマンドのエイリアスです。Linuxなど、UNIX系OSではコマンドにエイリアス(別名)をつけることができます。

そんなものが何の役に立つのか?ということですが、コマンドのエイリアスでは、「オプションも含めて別名をつけることができる」という点が便利な点です。たとえば、「ls -al」をよく実行する場合に備えて、これにエイリアスをつけることができます。

エイリアスをつけるには、「alias」コマンドを使います。「ls -al」に「ll」というエイリアスをつけるには、以下のように実行します。

$ alias ll=’ls -al’

これで、プロンプトに「ll」と入力すると、ls -alに読み替えられて実行されるようになります。コマンドエイリアスの便利なところは、エイリアスに更に引数をつけても、その引数が有効になるという点です。

たとえば、上のようなエイリアスをつけた上で、

$ ll /etc/

と実行すると、

$ ls -al /etc/

を実行したのと同じことになるのです。

ログインするたびにエイリアスをつけるためには、ホームディレクトリの.bashrcファイルの末尾に、

alias ll=’ls -al’

などのような記述を追加しておきます。これで、ログイン時にaliasコマンドが自動的に実行されます。

また、現在設定されているエイリアスの一覧を見るには、aliasコマンドを引数なしで実行します。実はLinuxでは(ディストリビューションによりますが)デフォルトでエイリアスがついていることが多いので、一回見てみるとよいでしょう。

$ alias
alias l.=’ls -d .* –color=tty’
alias ll=’ls -l –color=tty’
alias ls=’ls –color=tty’

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