Linux豆知識 075

冗長化

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今回は「冗長化」について。

日常生活で「冗長」という単語は、「意味なく長い」という負のイメージをもって使われることが多いようです。しかし、ITで使われる「冗長化」は正のイメージを持ちます。

システムの冗長化とは、たとえばネットワーク上にまったく同じサーバを複数台用意することを指します。この場合、1つのサーバをメインとし、他のサーバはそのサーバの「コピー」「レプリカ」とします。すなわち
バックアップを取り、そのバックアップを普段から用意しておく、という手法を「冗長化」と言います。

冗長化には複数のメリットがあります。1つには「1台のサーバが故障しても、システムを継続することができる」、すなわち「耐障害性の向上」が挙げられます。趣味として運用しているWebサイトであればシステムが一時的にダウンしても問題ありませんが、企業のWebサイトがダウンするという事態は信用問題にかかわります。また、特に金融関係のWebサイトがダウンすることは、顧客に大きな損害を与えてしまうことがあるため、何としても避けなければなりません。ですからこのような重要なシステムでは冗長化は大きなメリットをもたらします。

もう1つが「負荷の分散」です。たとえば1台のWebサーバーに大量のアクセスが発生すると、それぞれのリクエストに対する応答が遅くなり、場合によってはまったくアクセスできなくなってしまいます。そこで、複数のサーバにアクセスを分散させるために、「冗長化」を行うのです。アクセスのリクエストを分散させる「ロードバランサ」を組み合わせて、複数のWebサーバーにリクエストを処理させます。

大きなシステムを運用するときには、冗長化は必須になります。コストや手間も増えますが、とても大切な技術ですので、ぜひ覚えておいてください。

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