Linux豆知識 123

Long Term Support(LTS)

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今回は、「Long Term Support(LTS)」について。

Ubuntuなどのディストリビューションでは、時々「LTS版」、すなわちLong Term Support版がリリースされます。最近では、カーネルでもLong Term Support版が存在します。これは、その名の通り長期間セキュリティアップデートが提供される版ということになります。

「そんなものを出さなくても、ディストリビューションを常に最新にすればいいじゃないか!」と思われるかもしれません(アップデートは面倒臭いからしない、というのは無しです!!)。しかし、「全体を丸ごと最新のものにする」というのは、手間もかかりますし、複雑なシステムを組んでいる場合は使用しているアプリケーションが大幅にアップデートするなどして互換性の問題が発生するなど、アップデートによる問題が発生するというリスクもあります。また、「最新のアプリケーション」では、未知のセキュリティホールが潜んでいるリスクが大きくなります。

サーバ用途に利用したいという場合には、「安定性が優先」という考え方もあります(もちろん、これはケースバイケースで、「必ず」という考え方ではありません)。最新機能などはいらないから、とにかく安定で安全なものを!という需要は、決して小さくないのです。そのような場合、Long Term Support版は良い選択肢です。

ただし、LTS版もやがてはサポートの打ち切りがやってきます。その場合は、システムをアップグレードする必要が出てきますが、この場合はシステムの更新間隔が開きますので、アップグレードに失敗するリスクが出てきます。このような場合は、むしろ「新しくシステムを組み直してそこに古いデータを載せ替える」ような手法のほうがよいでしょう。

Long Term Support版と通常版には、それぞれ一長一短がありますので、正しく特性を知った上で、上手に使い分けましょう。

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