Linux豆知識 196

/procディレクトリのファイル

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今回は、「/procディレクトリのファイル」について。

/procディレクトリは、普通のファイルシステムと違い、ハードディスクやSSDなどのストレージ上ではなく、メモリの中に作られるファイルシステムです。mountコマンドで確認してみると、/procディレクトリが他と異なる場所にある、他と異なるproc形式のファイルシステムであることがわかると思います。まずはこのことをしっかりと押さえてください。


$ mount
/dev/sda2 on / type ext4 (rw)
proc on /proc type proc (rw)
(略)

また、/procにあるファイルは普通のファイルではなく、「仮想ファイル」という特殊な形式となっています。lsコマンドで確認してみると、/procにあるファイルはサイズが0になっている上、タイムスタンプもほとんどのファイルで現在時刻になっています。

「/proc」ディレクトリにあるファイルは、システムをコントロールするために使われます。そのため、システムのさまざまな情報がここに格納されており、/procにあるファイルを参照することによって、システムの情報をリアルタイムで得ることができます。
また、/procにあるファイルを編集すれば、システムをコントロールすることもできます。
ただし、/procの内容を誤ると、システムを破壊する危険もありますので、意味もわからずに/procの内容を変更するということは絶対に避けてください。

たとえば「/proc/sys/」ディレクトリのファイルには、カーネルの諸設定をオン/オフが記載されており、ここのファイルの内容を書き換えることによって、さまざまなカーネル設定を有効化/無効化することができます。
ただし、ここのファイルを直接編集してシステムを調整するのは何かと面倒ですし、トラブルの元になります。そこで、「/etc/sysctl.conf」というファイルが用意されています。このファイルについては次回扱います。

/procディレクトリの内容はきわめて大切です。むやみに編集することなく、かといって一切触らないでもなく、しっかり学んでしっかりとつきあってください。

過去に掲載された「Linux豆知識」→ https://www.lpi.or.jp/lpic_all/linux/trivia/

■コラム作成者
株式会社びぎねっと 代表取締役社長 宮原徹氏
※上記の内容については、コラム作成者の監修です。

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