Linux豆知識 211

カーネル再構築

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今回は、「カーネル再構築」について。

「カーネルの再構築(コンパイル)」は、Linuxの勉強をしているとどこかで必ず出会う言葉です。ところが、最近ではカーネルを再構築しなくても大抵のことはできてしまうので、「Linuxをそこそこの頻度で触っているけれどもカーネルの再構築をしたことがない!」という方が多いようです。
また、カーネルの再構築を失敗するとシステムが動作しなくなってしまうため、どうにも手が出ないと思われがちのようです。

カーネルの再構築は、デフォルトではカーネルに組み込まれていない機能を利用したい、あるいはカーネルがサポートしていないデバイスを利用したい場合に必要となります。「そのような場面がない」という場合であっても、この作業はすべてのLinuxを管理する方に、練習だと思ってやってみていただきたいと思います。

カーネルを再構築するためには、現在利用しているシステムではなく、専用の環境を用意するのがよいでしょう。といっても「新しいコンピュータを買え」ということではなく、VirtualBoxなどの仮想マシン作成・実行ソフトウェアを利用するのです。このこと自体が、「仮想環境でテストを行う」練習になります。また、カーネルの再構築は最初はLinuxディストリビューションに配布されているソースコードを利用するとよいでしょう。
Linuxディストリビューション向けにカスタマイズされているため、誤動作を起こしづらくなります。ある程度慣れてきたら、本家(http://www.kernel.org)からソースコードをダウンロードして、Linuxを動作させることを目指してみましょう。ここまでできるようになったらかなりのレベルだと言えます。

カーネルの再構築は、ソースコードを用意し、コンパイルしたのちに、これをインストールし、ブートローダの設定を行うことで完了します。インストールといっても「yum install」で終わるわけではありませんので、「コンパイル」の練習、「インストール」の練習、ブートローダの設定の仕方、コマンドの使い方、ファイルの配置など、得られるスキルは多岐に渡ります。「正しく動作しているかどうか」の確認も勉強ですし、正しく動作しないときに、うんうん唸りながら試行錯誤するのは紛れもない勉強になります。

また、単に「書籍に書いてある通りにやりました!」では得られるものが少ないので、できる限り操作の意味を考えながら作業を行うようにしてください。

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