Linux豆知識 227

Linuxに感染するウィルス

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今回は、「Linuxに感染するウィルス」について。

書籍などを見ると、「Linuxに感染するウィルス(不正プログラム)は少なく、Linuxは安全だ」のように書かれていることがあります。たしかに、デスクトップ用途でのLinuxはシェアが低く、またLinuxにはパーミッションという概念があり、root権限(管理者権限)なしにシステムを改ざん・破壊することは困難です。SELinuxのようなセキュリティを守る仕組みもあり、「Linuxはウィルスに感染しにくい」とも言えます。

しかし、油断することはできません。「Linuxに感染する不正プログラムは少ない」という情報は古い情報と言えます。デスクトップ用途でのLinuxのシェアが増えるにつれ、Linuxをターゲットとしたウィルスも増加傾向にあることが、セキュリティ企業から報告されています。また、セキュリティホールを突いて感染を試みる不正プログラムも存在するため、少なくとも「まったく無関心で良い」とは言えない状況になりつつあります。

なお、サーバ用途の場合は、不正プログラムには最大限の注意を払う必要があります。外部からアクセス可能なサーバソフトウェアの中にはroot権限で動作しているものもあり、セキュリティホールを突かれることによってroot権限を奪取されてしまう危険があります。また、メールサーバやファイルサーバとして利用する場合、Linuxに感染しなかったとしてもクライアントにメールが届く前にウィルスを除去するのが望ましいと言えます。

Linux向けにも、「Clam AntiVirus(ClamAV)」などのアンチウィルスソフトウェアが提供されています。Linuxを本格的に利用する際には、セキュリティ施策ソフトウェアの導入も検討して下さい。

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