LinuCレベル1 101試験の例題と解説
1.02.2基本的なファイル管理の実行
今回は101試験の試験範囲から、「1.02.2 基本的なファイル管理の実行」についての例題を解いてみます。
例題
lsコマンドのオプションとして誤っているものを選択してください。
- 「-l」は、ファイルの詳細情報を表示するオプションである
- 「-a」は、ドットから始まるファイルを含む全てのファイルを表示するオプションである
- 「-1」は、ファイルのリストを一列に並べて表示するオプションである
- 「-R」は、表示順を逆にするオプションである
※この例題は実際の試験問題とは異なります。
解答と解説
答えは「4. 「-R」は、表示順を逆にするオプションである」です。
lsコマンドは、ファイル(ディレクトリを含む)のリストや情報を参照するためのコマンドです。
コマンドの実行方法は以下の通りです。
ls [<オプション>..] [ファイル]..
主なオプションの説明は以下の通りです。
「-l」 … ファイルの詳細情報を表示するオプション
「-a」 … ドットから始まるファイルを含む全てのファイルを表示するオプション
「-A」 … 「.」や「..」を除く、ドットから始まるファイルを含む全てのファイルを表示するオプション
「-d」 … 指定されたディレクトリ自体の情報を表示するオプション
「-t」 … 表示順をmtimeでソートするオプション
「-r」 … 表示順を逆にするオプション
「-1」 … 表示を一列にするオプション
「-R」 … ディレクトリを再帰的に検索して表示するオプション
lsコマンドは、コマンドラインで操作を行う上で、最も使われるコマンドの一つです。
とても基本的なコマンドですが、細かいオプションを覚えずに使っている人もいるのでは無いでしょうか? 一度lsの使い方を確認してみましょう。
例題作成者
株式会社デージーネット ソリューション開発部 森 彰吾 氏