LinuCレベル2 202試験の例題と解説

210.1 DHCPの設定

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今回はLinuC202試験の試験範囲から、「210.1 DHCPの設定」についての例題を解いてみます。

■トピックの概要
このトピックの内容は以下の通りです。

<210.1 DHCPの設定>
重要度 2

<説明>
DHCPサーバを設定する。これには、デフォルトおよびクライアントごとのオプションの設定と、静的ホストおよびBOOTPホストの追加も含まれる。また、DHCP中継エージェントの設定とDHCPサーバの保守も含まれる。

<主要な知識範囲>
・DHCPの設定ファイル、用語、ユーティリティ
・サブネットと動的割り当て範囲の設定
・DHCPv6 と IPv6 のルータ広告について知っている

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・dhcpd.conf
・dhcpd.leases
・syslog や systemd のジャーナル内の DHCP のログメッセージ
・arp
・dhcpd
・radvd
・radvd.conf

■例題
dhcpd.leasesの解説として正しいものを選択してください。

1. DHCPで貸し出しを行なうIPアドレスのネットワーク範囲を設定するファイルである。
2. DHCPで貸し出しを行なうIPアドレスとMACアドレスの紐付けを設定するファイルである。
3. DHCPで貸し出したIPアドレスなどの情報が記録されるファイルである。
4. DHCPで貸し出しを許可するサブネットを設定するファイルである。

※この例題は実際のLinuC試験問題とは異なります。


解答と解説

答えは「3. DHCPで貸し出したIPアドレスなどの情報が記録されるファイルである」です。

dhcpd.leasesは、DHCPサーバ「ISC DHCP」が貸し出しを行ったIPアドレスなどの情報を記録するファイルです。

典型的なdhcpd.leasesには以下のような情報が記載されます。

—————————————————————–
lease 192.168.0.165 {
  starts 3 2017/12/06 12:26:32;
  ends 3 2017/12/06 18:26:32;
  binding state active;
  next binding state free;
  hardware ethernet 00:0c:29:31:25:9a;
}
lease 192.168.0.170 {
  starts 3 2017/12/06 12:26:33;
  ends 3 2017/12/06 18:26:33;
  binding state active;
  next binding state free;
  hardware ethernet 00:0c:29:5f:95:6c;
  client-hostname “host01”;
}
—————————————————————–

これは以下のような意味になります。

—————————————————————–
lease [貸し出したIPアドレス] {
  starts [貸し出し開始 曜日 年月日 時分秒];
  ends  [貸し出し終了 曜日 年月日 時分秒];
  binding state [現在のステータス];
  next binding state [貸し出し終了時のステータス];
  hardware ethernet [MACアドレス];
  client-hostname [クライアントのホスト名];
}
—————————————————————–

DHCPサーバは、このファイルを使って、現在貸し出しているIPアドレスの情報を管理しています。DHCPサーバだけでなく、管理者もこのファイルを参照することで、IPアドレスの貸し出し状況を確認することができます。

このファイルは、DHCPサーバから正常に貸し出しが行われていることを確認するためによく参照することがあるため、書式を覚えておきましょう。

■例題作成者
株式会社デージーネット ソリューション開発部    森 彰吾 氏

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