LinuCレベル2 202試験の例題と解説
2.08.2ゾーン情報の管理
202試験の試験範囲から「2.08.2 ゾーン情報の管理」についての例題を解いてみます。
例題
nslookupコマンドで、ホスト名に対するIPv6のIPアドレスを調べる際に使用するオプションは何か。
※この例題は実際の試験問題とは異なります。
解答と解説
答えは「-type=AAAA」 です。
nslookupでは、-typeオプションで名前解決を行うDNSレコードを指定し、IPv6ではAAAA(クアッドエーと読む)を指定します。
nslookupコマンドの使用方法
nslookup [オプション] ホスト名 [使用サーバ]
実際の使用例
bash$ nslookup -type=AAAA www.kantei.go.jp
Server: 8.8.8.8
Address: 8.8.8.8#53
Non-authoritative answer:
www.kantei.go.jp has AAAA address 2001:240:1e00:1021::10
AAAA(IPv6)の他には、以下のものが指定できます。
A:IPv4のIPアドレス
ns:ネームサーバ
mx:メールサーバ
txt:テキストレコード
cname:別名(エイリアスとも呼ぶ)
ptr:逆引き(IPアドレスからホスト名を検索)
また、hostコマンドやdigコマンドでも名前解決は可能ですので、併せて学んでおくと良いでしょう。
例題解説提供者
LPI-Japanアカデミック認定校「Zeus IT Camp」LPICレベル3認定者 鯨井 貴博 氏