LinuCレベル1 102試験の例題と解説

108.3 メール転送エージェント(MTA)の基本

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今回は、LinuC 102試験の試験範囲から「108.3 メール転送エージェント(MTA)の基本」についての例題を解いてみます。

■トピックの概要
このトピックの内容は以下の通りです。

<108.3 メール転送エージェント(MTA)の基本>
重要度 3

<説明>
一般的に使用可能なMTAプログラムについて理解し、クライアントホストで転送とエイリアスの基本的な設定を行える。その他の設定ファイルについては対象外となる。

<主要な知識範囲>
・電子メールのエイリアスを作成する
・電子メールの転送設定をする
・一般的に使用可能なMTAプログラム(postfix、sendmail、qmail、exim)について知っている(設定は含まない)

<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・~/.forward
・sendmailエミュレーション層のコマンド newaliases
・newaliases
・mail
・mailq
・postfix
・sendmail
・exim
・qmail

■例題
一時的に保存された、送信待ちのメールを確認するためのコマンドを選択してください。

1. mailq
2. newaliases
3. mail
4. qmail

※この例題は実際の試験問題とは異なります。

解答と解説

答えは「1. mailq」です。

送信先メールサーバが停止している、宛先がDNSで検索できなかったなどの理由で、すぐに配信することができなかったメールは、メールキューに保存されます。
保存されたメールは一定時間後に再送され、その際にメールを配信することができれば、メールキューから取り除かれます。
手動で再送することもできます。
mailqコマンドを実行することで、メールキューの内容を表示することができます。

その他の選択肢について解説します。

「2. newaliases」
newaliasesコマンドは、/etc/aliasesに設定した転送設定を反映するためのコマンドです。
MTAはメール転送の際に/etc/aliases.dbというエイリアスデータベースを参照します。
/etc/aliasesファイルに転送内容を記述し、その設定をnewaliasesコマンドで/etc/aliases.dbへ反映します。

「3. mail」
mailコマンドは、コマンドラインでメールを送信したり、受信メールを確認するためのコマンドです。
コマンドの実行方法は以下の通りです。

mail [<オプション>..] [宛先メールアドレスもしくはユーザ名]

主なオプションの説明は以下の通りです。

-s [件名] … メールの件名を指定します
-c [cc] … Ccで送るメールアドレスを指定します
-b [bcc] … Bccで送るメールアドレスを指定します

オプションは無しでも実行できます。
宛先にメールアドレスではなくユーザ名のみを指定すると、ローカルシステムのユーザ宛てにメールを送ります。
引数無しでmailコマンドを実行すると、メールボックスの受信メールを確認できます。

「4. qmail」
qmailはコマンドではなく、SMTPサーバの機能を持つソフトウェアです。

■例題作成者
株式会社デージーネット 技術部技術管理課 森久恵
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