LinuCレベル1 Version 4.0 101試験の例題と解説
104.4 ディスククォータの管理
■トピックの概要
このトピックの内容は以下の通りです。
<104.4 ディスククォータの管理>
重要度 1
<説明>
ユーザ用のディスククォータを管理できる。
<主要な知識範囲>
・ファイルシステムにディスククォータを設定する
・ユーザのクオータレポートを編集、確認、生成する
<重要なファイル、用語、ユーティリティ>
・quota
・edquota
・repquota
・quotaon
■例題
ユーザ自身のディスクの使用量とクォータの状況を表示したい場合に、実行するコマンドを選択してください。
1. quota
2. quotacheck
3. edquota
4. repquota
※この例題は実際の試験問題とは異なります。
解答と解説
答えは「1. quota」です。
ディスクの使用量とクォータの状況を表示するにはquotaコマンドを利用します。
quotaコマンドの主なオプションは以下の通りです。
-u … ユーザクォータの状況を表示する
-g … グループクォータの状況を表示する
-v … 詳細な情報を表示する
ユーザ名を省略した場合は、コマンドを実行したユーザ自身のディスクの使用量とクォータの状況が表示されます。よって「1. quota」が正解となります。
その他の選択肢の解説は以下の通りです。
[2. quotacheck]
quotacheckコマンドは、ファイルシステムを調べてディスク使用量をチェックし、データベースファイルに記録するコマンドです。
データベースファイルが存在しない場合には、新規に作成します。
[3. edquota]
edquotaコマンドは、ユーザクォータまたはグループクォータを設定するコマンドです。
[4. repquota]
repquotaコマンドは、ファイルシステムのクォータ状況を表示するコマンドです。
クォータには、ハードリミットやソフトリミット、猶予期間などのパラメータがあります。ディスクの使用量とクォータの状況の見方や、設定方法についてもしっかり確認しておきましょう。
■例題作成者