LinuCレベル2 202試験の例題と解説

2.09.1Apache HTTPサーバーの設定と管理

LinuCレベル２ 202試験の出題範囲から、「2.09.1 Apache HTTPサーバーの設定と管理」についての例題を解いてみます。
このテーマは、Apache HTTPサーバーの設定方法とロギング(運用管理)に関する内容が含まれます。
システムに求められる要求を設定したり、トラブルシュート時の解析(エラー内容確認など)に役に立ちますので、しっかりと把握しておきましょう。実際に構築してみて、挙動や設定値による動作の違いなどを確認してみることがおすすめの学習方法となります。

Linucレベル2 202試験出題範囲

例題

Apache HTTP サーバーにおいてエラーログの場所、およびファイル名を指定するディレクティブはどれか。

CustomLog
ErrorLog
AccessLog
LogLevel

※この例題は実際の試験問題とは異なります。

解答と解説

正解は、「2.ErrorLog」です。

Apache HTTP サーバーの設定は "httpd.conf(RPM系ディストリビューション)"や"apache2.conf(UbuntuなどのDebian系ディストリビューション)"が使われます。
その中において各設定パラメーターはディレクティブと呼ばれます。

今回出題したログ関連では、以下のディレクティブなどが使われます。

CustomLog	：	ログファイルの名前と出力形式を指定
ErrorLog	：	エラーログの場所と名前を指定
LogLevel	：	エラーログに記録するメッセージレベルを指定
LogFormat	：	ログ出力に使用する出力形式を指定

なお、"AccessLog"というディレクティブはありません。

各ディレクティブの設定例

LogFormat "%h %l %u %t \"%r\" %>s %b" common
CustomLog logs/access_log common
ErrorLog /var/log/httpd/error_log
LogLevel notice

なお、今回紹介したものを含めたApache HTTP サーバーのディレクティブの詳細については、以下で確認することができます。

https://httpd.apache.org/docs/current/ja/mod/directives.html

例題作成者

鯨井貴博（LinuCエヴァンジェリスト/登録インストラクター、LPI-Japanアカデミック認定校 Zeus IT Camp）

例題

解答と解説

正解は、「2.ErrorLog」です。

例題作成者

レベル1

レベル2

レベル3

システムアーキテクト