LinuCレベル1 101試験の例題と解説

1.03.5エディタを使った基本的なファイル編集の実行

LinuCレベル１ 101試験の出題範囲から、「1.03.5 エディタを使った基本的なファイル編集の実行」についての例題を解いてみます。
viを使ったテキストファイルの移動について学んでおきましょう。

例題

viのコマンドモードでの操作に関して説明が正しいものを選択してください。

※この例題は実際の試験問題とは異なります。

viには、コマンドモードと入力モードの2種類があります。

入力モードは、ファイルに文字を入力する際に利用するモードです。一方、コマンドモードはファイルのカーソル移動や、コピーペースト、変更した内容の保存などを行うモードです。

今回例題で問われているのは、カーソル移動に関するviコマンドです。カーソル移動を行うためのviコマンドには以下のような種類があります。

gg(先頭行へ)

             k(上へ)
             ↑
(左へ)h← [カーソル] →l(右へ)
             ↓
             j(下へ)


G(最終行へ)

それでは、例題の選択肢について解説します。

１．h…カーソルを右へ移動
不正解です。

コマンドモードの[h]は、カーソルを左へ移動するviコマンドです。

２．j…カーソルを左へ移動
不正解です。

コマンドモードの[j]は、カーソルを下へ移動するviコマンドです。

３．k…カーソルを上へ移動
正解です。

４．l…カーソルを下へ移動
不正解です。

コマンドモードの[l]は、カーソルを右へ移動するviコマンドです。

viのコマンドモードには、入力モードへ切り替えるviコマンドや、ファイルを保存、終了するviコマンドなど様々な種類があります。

コマンドと説明を暗記するだけではなく、実際に操作してみることで身に付き覚えやすくなります。また、vi操作ができるようになると効率よくファイル編集などができるようになります。

実際に操作して、利用できるようにしておきましょう。