LinuCレベル3 300試験の例題と解説
394.1ユーザアカウントとグループアカウントの管理
LinuCレベル3 300試験の出題範囲から「394.1 ユーザアカウントとグループアカウントの管理」についての例題を解いてみます。
このテーマは、Sambaにおけるユーザアカウントとグループアカウントに関する内容が含まれます。ファイル共有システムにおける内部犯行などによる情報漏洩を防ぐための対策として重要になるなどのため、しっかりと理解しておきましょう。
例題
以下の( ① )・( ② )に入る単語の組み合わせとして正しいものは、どれか。
Sambaにおける既存ユーザの一覧は「( ① ) -L」で確認出来る。また、特定の共有ディレクトリ内に作成されるファイルやディレクトリの所有グループを指定するためには、( ② )ディレクティブを使用する。
- ①samba-tool ②force group
- ①pdbedit ②force group
- ①samba-tool ②force user
- ①pdbedit ②force user
※この例題は実際の試験問題とは異なります。
解答と解説
正解は、「2. ①pdbedit ②force group」です。
Sambaは、ファイル共有機能を提供するサービスです。
smb.confで設定を行い、force groupは特定の共有ディレクトリ内に作成されるファイルやディレクトリの所有グループを指定、force userは特定の共有ディレクトリ内に作成されるファイルやディレクトリの所有ユーザを指定します。
また、Sambaにおけるユーザ管理はpdbeditコマンドを使って実施します。
Sambaに関する詳細は、以下で確認することが出来ます。
smb.conf
https://www.samba.gr.jp/project/translation/current/htmldocs/manpages/smb.conf.5.html
pdbedit
https://www.samba.gr.jp/project/translation/3.5/htmldocs/manpages-3/pdbedit.8.html
samba-tool
https://www.samba.gr.jp/project/translation/4.0/htmldocs/manpages/samba-tool.8.html
例題作成者
鯨井 貴博 （LinuCエヴァンジェリスト/登録インストラクター、LPI-Japanアカデミック認定校 ゼウスITトレーニングセンター）