LinuCレベル3 3PS試験の例題と解説

主題3PS.01仮想化基盤の構築

1.2仮想ディスクと QEMU の操作

LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト試験の出題範囲から「1.2 仮想ディスクと QEMU の操作」についての例題を解いてみます。

LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 3PS試験 出題範囲


例題

QEMU のメモリバルーニングに関する記述として正しいものは次のうちどれか。

  1. メモリバルーニングはホストとゲスト間で物理メモリを直接共有する仕組みである。
  2. メモリバルーニングはゲスト OS 内に専用ドライバを導入し、その報告に基づいてホスト側でメモリの再割り当てを動的に行う仕組みである。
  3. メモリバルーニングはホスト側でメモリ不足が発生した際に、ゲスト OS のページテーブルを直接操作してメモリを回収する機能である。
  4. メモリバルーニングは複数のゲスト OS 間で同一内容のメモリページを統合し、重複排除によってメモリ使用量を削減する機能である。

※この例題は実際の試験問題とは異なります。


解答と解説

正解は、「2.メモリバルーニングはゲスト OS 内に専用ドライバを導入し、その報告に基づいてホスト側でメモリの再割り当てを動的に行う仕組みである。」です。

メモリバルーニングは、仮想マシン間でのメモリリソースの効率的な配分を可能にする重要な技術です。

ゲスト OS 内に「balloon driver」と呼ばれる専用ドライバ(Linux では virtio_balloon)をインストールし、ホスト側からの命令に応じてゲスト OS のメモリを「膨らませる(inflate)」または「縮める(deflate)」ことでメモリ割り当てを動的に調整します。ゲスト OS のメモリ使用状況をホスト側に報告し、それに基づいてメモリを効率的に再配分することができます。


例題作成者

LinuC 試験開発コミュニティ

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