3PS.06.1インフラプロビジョニングの自動化

LinuCレベル3 PS試験の出題範囲から「6.1_インフラプロビジョニングの自動化」についての例題を解いてみます。

LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 3PS試験 出題範囲

例題

Ansible を利用している環境下で、以下のコマンドを実行した。実行結果として正しいものを次のうちから選べ。

ansible-playbook -i hosts site.yml --forks=1

1. インベントリファイル hosts の内容を複製して、Playbook site.yml を実行する。
2. インベントリファイル hosts に記載されたホストに対して、1台ずつ順番に Playbook site.yml を実行する。
3. インベントリファイル hosts に記載されたホストのうち、最初の1台に対してのみ Playbook site.yml を実行する。
4. Playbook site.yml を1回だけ実行し、その結果を hosts ファイルに記録する。
5. インベントリファイル hosts に記載されたホストをグループ化し、グループごとに Playbook site.yml を実行する。

※この例題は実際の試験問題とは異なります。

解答と解説

正解は、「2.インベントリファイル hosts に記載されたホストに対して、1台ずつ順番に Playbook site.yml を実行する。」です。

--forks オプションは、Ansible が同時に処理するホスト数を制御します。

• --forks=1: 1台ずつ順番に処理
• 用途: ローリングアップデート、リソース制約がある環境、処理順序を厳密に制御したい場合など。

例題作成者

LinuC 試験開発コミュニティ