LinuCレベル3 3PS試験の例題と解説

主題3PS.03コンテナ技術の利用

3PS.03.2コンテナの操作と管理

LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 3PS試験の出題範囲から「3.2_コンテナの操作と管理」についての例題を解いてみます。

LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 3PS試験 出題範囲


例題

開発環境で長期間 Docker を使用している。容量を確保する目的で以下のコマンドを実行した。削除される対象として誤っているものは次のうちどれか

docker system prune
  1. 停止中のコンテナ
  2. どのコンテナからも参照されていないタグなしイメージ
  3. どのコンテナからも使用されていないボリューム
  4. どのコンテナからも使用されていないネットワーク
  5. ビルドキャッシュ

※この例題は実際の試験問題とは異なります。


解答と解説

正解は、「3.どのコンテナからも使用されていないボリューム」です。

docker system prune は、使用されていないDockerオブジェクトをまとめて削除するコマンドです。このコマンドはデフォルトで以下を削除します:

  1. 停止中のコンテナ - docker ps -a で確認できる、実行中でないすべてのコンテナ
  2. 未使用のイメージ - どのコンテナからも参照されていない「dangling」イメージ(タグなしイメージ)
  3. 未使用のネットワーク - どのコンテナからも使用されていないカスタムネットワーク
  4. ビルドキャッシュ - イメージビルド時に生成されたキャッシュレイヤー

docker system prune はデフォルトでボリュームを保持します。 ボリュームも削除したい場合は docker system prune --volumes オプションを使用する必要があります。


例題作成者

LinuC 試験開発コミュニティ

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