LinuCレベル3 3PS試験の例題と解説
主題3PS.01仮想化基盤の構築
1.2仮想ディスクと QEMU の操作
LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト試験の出題範囲から「1.2 仮想ディスクと QEMU の操作」についての例題を解いてみます。
このテーマは、仮想化におけるディスクイメージやQEMUに関する内容が含まれます。最適化された仮想マシンの構築に必要な知識となるので、しっかりと理解しておきましょう。
LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 3PS試験 出題範囲
例題
仮想ディスクイメージのRAW形式の主なメリットを一つ選択せよ。
- スナップショット機能の標準サポート
- I/Oパフォーマンスの優位性
- 常に疎なファイルとしての動作
- 強力な圧縮機能
※この例題は実際の試験問題とは異なります。
解答と解説
正解は、「2. I/Oパフォーマンスの優位性」です。
RAW形式は構造が単純なためオーバーヘッドが少なく、パフォーマンス面で有利である仮想ディスクイメージ形式です。構造がシンプルで、ホストOSから見ると単なるバイナリデータとして扱われます。そのため、QCOW2のようなメタデータ管理のオーバーヘッドがなく、I/Oパフォーマンスが最大化されます。
その他の選択肢は全て、QCOW2形式のものです。QCOW2形式では、スナップショット機能のサポートや圧縮機能などさまざまな特徴がありますが、パフォーマンス面ではRAW形式に劣ります、
なお、RAW形式・QCOW2形式については以下で詳細を確認することができます。
仮想ディスクイメージのストレージ形式
https://docs.redhat.com/ja/documentation/red_hat_virtualization/4.0/html/technical_reference/qcow2
Qcow2 Image File Format
https://www.qemu.org/docs/master/interop/qcow2.html
例題作成者
鯨井 貴博 (LinuCエヴァンジェリスト/登録インストラクター、LPI-Japanアカデミック認定校 ゼウスITトレーニングセンター)