LinuCレベル1 102試験の例題と解説
主題1.07ネットワークの基礎
1.07.2基本的なネットワーク構成
LinuCレベル1 102試験の出題範囲から「1.07.2 基本的なネットワーク構成」についての例題を解いてみます。
今回は、サーバのホスト名の永続設定について解説します。
例題
サーバのホスト名を永続的に管理しているファイルとして、正しいものを1つ選択してください。
- /etc/hosts
- /etc/hostname
- /etc/resolv.conf
- /etc/nsswitch.conf
※この例題は実際の試験問題とは異なります。
解答と解説
正解は、「2. /etc/hostname」です。
ホスト名(hostname)は、そのサーバをネットワーク上で識別するための名前で、主に
- プロンプト表示
[root@test-server ~]#- ログの識別(どのホストのログか)
Feb 12 15:19:21 test-server systemd[1]: Finished dnf makecache.- DNSや他サーバからの参照
- サーバの運用(監視や構成管理)
などで用いられます。
現在のホスト名は、「hostnamectl」コマンドにて確認することができます。実行後に表示される内容のうち「Static hostname」に記載されているものがホスト名です。
# hostnamectl
Static hostname: test-server
:
<略>
:「hostnamectl」がホスト名の管理をするうえで、「/etc/hostname」ファイルを読み書きします。このファイルには、永続的に設定されるホスト名が1行で記載されています。
# cat /etc/hostname
test-serverなお、rootユーザであれば、「hostnamectl」コマンドを用いてホスト名を変更することができます。
以下が実行例です。実行すると、「/etc/hostname」ファイルが書き換わります。これにより、次回のサーバ再起動時も設定したホスト名が適用されます。
# hostnamectl set-hostname example.com
# hostnamectl
Static hostname: example.com
:
<略>
:
# cat /etc/hostname
example.com「hostname」コマンドでも確認・変更はできますが、一時的なものである(「/etc/hostname」ファイルが書き換わらない)ため、サーバを再起動すると元に戻ってしまいます。
# hostname example.com
# hostname
example.com
# cat /etc/hostname
test-server例題の選択肢について解説します。
1. /etc/hosts
誤りです。
ローカルの名前解決の設定を行うファイルであり、サーバのホスト名自体は管理していません。
2. /etc/hostname
正しいです。
サーバのホスト名そのものを1行で記載して保持しているファイルです。
3. /etc/resolv.conf
誤りです。
DNSサーバーの設定を行うファイルであり、サーバのホスト名自体は管理していません。
4. /etc/nsswitch.conf
誤りです。
名前解決などの検索順序(どこを優先して参照するか)を設定するファイルであり、サーバのホスト名自体は管理していません。
今回は、サーバのホスト名の永続設定について解説しました。ホスト名は、サーバを運用・管理するうえで大事な識別情報なので、この機会に適切な確認・設定方法を覚えておきましょう。
例題作成者
株式会社デージーネット 経営企画室 小倉崇志