LinuCレベル1 Version 4.0 101試験の例題と解説

102.3共有ライブラリの管理

今回は101試験の試験範囲から、「102.3 共有ライブラリの管理」についての例題を解いてみます。
普段利用しているコマンドも、依存している共有ライブラリがあることがあります。ここでは、共有ライブラリに関するファイルのパスについて確認しておきましょう。

Linucレベル1 Version 4.0 101試験 出題範囲


例題

共有ライブラリのパスを設定する際に、ライブラリへのパスを記述するファイルとして正しいもの1つ選択してください。

  1. /etc/ld.so.cache
  2. /etc/library.conf
  3. /etc/ld.so.conf
  4. /etc/librarypath.conf

※この例題は実際の試験問題とは異なります。


解答と解説

正解は、「3. /etc/ld.so.conf」です。

共有ライブラリとは、プログラムの実行時にロードされ、複数のプログラム間で共有されるライブラリのことを指します。
共有ライブラリは、/libディレクトリや/usr/libディレクトリに配置されることが多いです。これらのディレクトリ以外に共有ライブラリを配置したい場合は、ライブラリへのパスを追加する必要があります。ライブラリへのパスを追加したい場合は「/etc/ld.so.conf」にライブラリへのパスを記述します。

よって「3. /etc/ld.so.conf」が正解となります。

最近では、/etc/ld.so.conf.dディレクトリ以下に複数設定ファイルを配置し、/etc/ld.so.conf内で/etc/ld.so.conf.dディレクトリ配下を読み込んでいる場合もあります。

(例)直接記述する場合

# cat /etc/ld.so.conf
====================================
/usr/lib64/mysql
====================================

(例)ディレクトリ配下を読み込む場合

# cat /etc/ld.so.conf
====================================
include ld.so.conf.d/*.conf
====================================

# ls /etc/ld.so.conf.d/
mariadb-x86_64.conf

# cat /etc/ld.so.conf.d/mariadb-x86_64.conf
====================================
/usr/lib64/mysql
====================================

その他の選択肢の解説は以下の通りです。

[1. /etc/ld.so.cache]
これは、共有ライブラリのキャッシュファイルです。
実際のプログラムの実行時には、検索速度を上げるために、ライブラリパスをこのキャッシュファイルから検索しています。そのため、共有ライブラリを変更した場合は、「ldconfig」コマンドを利用して、キャッシュファイルを更新する必要があります。

[2. /etc/library.conf]
[4. /etc/librarypath.conf]
このようなファイルはありません。

共有ライブラリへのパスの追加と合わせて、利用しているプログラムの共有ライブラリの検索方法なども確認しておきましょう。


例題作成者

株式会社デージーネット OSS研究室 橋本知里

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