LinuCレベル2 Version 4.5 202試験の例題と解説

209.2NFSサーバの設定

202試験の試験範囲から「209.2 NFSサーバの設定 」についての例題を解いてみます。

このテーマは、LinuxやUNIXなどで用いられるファイル共有システムであるNFSサーバに関する内容となります。その設定方法やセキュアな環境を構築する機能について、しっかりと把握しておきましょう。

Linucレベル2 Version 4.5 202試験 出題範囲


例題

NFSサーバの設定ファイル名を、パスを含めて答えよ。

※この例題は実際の試験問題とは異なります。


解答と解説

正解は、「/etc/exports」となります。

NFSサーバの設定ファイルは、/etc/exportsとなり、エディタ等を使用して手動で編集を行うなどして設定をします。

/etc/exportsの記述方法は、以下のようになります。

/testdirectory 192.168.111.111(rw,sync)

※各項目は、公開(エクスポート)するディレクトリ・ディレクトリへアクセスするホスト名やIPアドレスとオプションを表しています。

なお、オプションには以下のようなものがあります。

  • ro:読み取り専用(read only)
  • rw:読み書き可能(read write)
  • root_squash:UID/GIDが0のリクエストを annonymousにマッピング
  • no_root_squash:root_squashを無効化
  • no_subtree_check:サブツリーのチェックを無効化

その他のオプションや/etc/exportsの詳細については、以下のリンクから確認できます。
https://linuxjm.osdn.jp/html/nfs-utils/man5/exports.5.html

また、NFSクライアント側ではNFSサーバで公開されているディレクトリをマウントして利用します。


例題作成者

鯨井 貴博 (LinuCエヴァンジェリスト/登録インストラクター、LPI-Japanアカデミック認定校 Zeus IT Camp)

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