Linux豆知識 248

仮想マシン

今回は「仮想マシン」について解説します。

仮想マシンとは?

仮想マシンソフトウェアを使うと、1台のマシン(物理マシン)の上で複数のマシン(仮想マシン)を動作させることができます。仮想マシンにはそれぞれ別々のOS(ゲストOS)をインストールして動かすことができます。CPUやメモリなどをその分だけ消費しますが、現在はマシンスペックが向上したことにより、仮想マシンを使って検証環境などを構築するのは当たり前になりました。

色々な種類がある仮想マシン

Linuxではカーネルに組み込まれた機能であるKVMや、GPLでライセンスされているVirtualBoxなどがよく使われています。商用製品ではVMwareの各種製品や、Windowsの仮想マシン機能であるHyper-Vなどがあります。

前回紹介したDockerのようなコンテナを仮想マシン上で動作させることもできるので、コンテナか仮想マシンかの二者択一ではなく、組み合わせも考慮した適材適所でシステムを柔軟に構築できることが必要になります。是非仮想マシンについても、色々な仮想マシンソフトウェアに触れてみる、いろいろなゲストOSを動かしてみてください。


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