Linux豆知識 002

i386って何?

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今回は、色々なところで目にする「i386」という言葉についてです。
i386とは、CPUの種類を指しています。「アーキテクチャ」と呼び変えてもいいでしょう。今ではCPUの名前というと「Core 2 Duo」とか「Athlon」、あるいは「Xeon」や「Opteron」といったかっこいい名前で呼ばれるように なりましたが、Linuxが産声を上げた頃はCPUは重要なパーツではありますが一部品でしかなく、型番で呼ばれるものでした。

i386のiは、インテル(Intel)のiです。インテルが最初に生み出した4004から続くCPUの系譜の中で、386(80386)は初めて32ビットを取り扱えるようになったCPUです。

○参考:インテルミュージアム - マイクロプロセッサーの歴史

Linuxは、この386上で動作するPOSIX互換のカーネルとして開発が始められました。また、その後のCPUは基本的に386と互換性を持つ形で高速化などがはかられているため、Linuxやその上で動く各種プログラムは、386上で動作するようにコンパイルしておきさえすれば、多くのPC上で動作するというわけです。

ただし、386は1985年に生まれたCPUであるため、現在ではいささか古いということは否めません。そこでいくつかのディストリビューションでは、動作対象をPentium以降に絞っているものがあります。その場合、Pentiumを表す「i586」という名前がパッケージのファイル名などにつけられています。
また、現在のインテル系CPUはunameコマンドなどで調べると「i686」と表示されます。これはPentium Pro以降のアーキテクチャを示しています。

i586やi686が存在するならば、動作させるバイナリもきちんとCPUの種類に合わせた方が良いように感じられるかも知れませんが、実際にはCPUの種類に合わせたとしても、大幅な性能向上などは見られないようです。むしろ、汎用性を考慮して、LinuxカーネルはCPUの種類に合わせたものをインストールして、その上で動く各種プログラムは互換性のあるi386用にコンパイルしたものを提供するというのが、現在のディストリビューションのやり方のようです。きちんと動作するのが最も良い、ということですね。

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