Linux豆知識 017

パーティション

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Linuxをインストールする際、ハードディスクのパーティションを作成します。さてこの「パーティション」とは一体何でしょうか?

「パーティション」は、日本語で「仕切り」を意味します。コンピュータの用語で「ハードディスクにパーティションを作成する」と言うと、その名の通りハードディスクに仕切りを設けることを言います。もっとも、多くの場合は「ハードディスクにパーティションを作成する」などという場合に用いられる「パーティション」とは、仕切られてできたハードディスクの「分割されてできた個々の領域」を指すことが多いのが現状です。ハードディスクをパーティショニング(パーティションに区切ること)すると、1つのハードディスクをあたかも複数のハードディスクがあるかのように扱うことができます。

さて、Windowsをインストールする際にはパーティションを作成しないことも多いのですが、Linuxをインストールする際にはパーティションを作成することがほとんどです。では、パーティションを作成する目的は一体何でしょうか?

パーティションを作成することには、実はいくつかの目的があります。もっとも理解しやすい理由は、「あるパーティションに何らかのトラブルが生じ、データが消失するなどしても、他のパーティションにはトラブルが波及せずに被害を小さく抑えることができる」というものです。例えば、システム領域とデータ領域を分けておけば、システム領域に何かのトラブルが起こっても、データを置いておく領域が別のパーティションになっていれば、データをトラブルから守ることもできるのです。また、再フォーマットが必要になった際、トラブルが起きたパーティションのみをフォーマットすることができ、他のパーティションをフォーマットせずに済む、というメリットもあります。

他にもメリットがありますが、Linuxの場合はメモリのデータを一時的に保存しておく「スワップ領域」が必要となり、このスワップ領域は独立したパーティションとして作成する必要があるという事情があります。

このように、いくつかの事情がある「パーティショニング」ですが、一旦パーティショニングを間違えると修正することが(できないわけではありませんが)困難なので、Linuxをパーティションを作成するときには注意が必要です。よくあるトラブルに、「パーティションを作成したら、あるパーティションだけ空きがなくなってしまった!」というものがあります。ちなみに、どのようにパーティショニングするのがベストなのかは、「どのディストリビューションを利用するのか?」「どのようなハードウェア構成でLinuxを利用するのか?」「どの用途で利用するのか?」などによって変わってきます。パーティショニングは十分計画して行いましょう。

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