Linux豆知識 022

プロトコル

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今回は、サーバやネットワークの理解に欠かせない「プロトコル」のお話しです。

「プロトコル」(protocol)には、「決めごと」という意味があります。
実はプロトコルの意味は広いのですが、通信で「プロトコル」というと、「通信を行う際、どのような状況で、どのような順番で、どのようなデータをどのようにやりとりするのか」といったことが決められています。

抽象的でわかりにくいかもしれません。例を挙げましょう。Web上でHTML文書をやりとりする際に使われるプロトコルに「HTTP」(Hyper Text Transfer Protocol)があります。このプロトコルでは、要するにサーバとクライアントがHTML文書をやりとりする際の決めごとが定められているのです。たとえば、クライアントがWebサーバに接続した後、クライアントからサーバに

GET /

と送信すると、WebサーバはサーバのルートにあるHTML文書を送信する、というように決められているのです。このような取り決めの集合が「プロトコル」です。

当たり前のことですが、この取り決めはインターネットどこへ行っても共通です。すなわち、「プロトコル」というのは、「共通の決めごと」であると言い換えることもできます(ただし、バージョンによる相違などがある場合もあります)。

さて、インターネットの通信に使われるプロトコルには、HTML文書のやりとりを行う「HTTP」、メールの送信を行う「SMTP」、ファイルの転送を行う「FTP」の他に、1対1でのデータ伝送を行う際に用いられる「TCP」、インターネットでのデータ伝送プロトコル「IP」など、さまざまなプロトコルがあります。そして、多くのプロトコルは名前が「P」で終わっており、名前からプロトコルであることが想起できるようになっています。

ところで、たとえば「インターネット経由でWebサイトを閲覧する際に使われるプロトコル」は、HTTPなのかTCPなのかIPなのか?どれなのでしょうか。答えは・・・「通常HTTPもTCPもIPもすべて使われる」です。通信は一つのプロトコルのみで成立しているのではなく、複数のプロトコルが組み合わせて使われるのです。このあたりは、初学者が混乱しやすいところです。

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