Linux豆知識 023

TCP/IP

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前回は、「プロトコル」のお話しでした。その続きで、「TCP/IP」のお話しをしたいと思います。

ここでのテーマは、「TCP/IPって何?」です。TCP/IPそのものの解説をするのではなく、TCP/IPが何を意味し、どこで使われているのか?にスポットを当ててみます。これは、意外と触れられていない事項です。

TCPやIPは、前回も紹介したように、プロトコル、すなわち通信のときの決めごとです。では、「TCP/IP」は?誤解されやすいのですが、TCP/IPは単独のプロトコルではなく、「プロトコルの集合体で、現在インターネットなどのネットワークで、標準として利用されているもの」です。

前回も少し触れたのですが、1つのプロトコルだけで通信は行えません。
いくつかのプロトコルを利用してはじめて、通信を行うことができるのです。
もっと言うと、現在のインターネットにおける通信のほとんどは、HTTPなどのプロトコルとTCP/IP、そしてネットワークでデータの送受信のしかたを既定したプロトコルを組み合わせて行われています。

TCP/IPの他にも、通信を行うためのプロトコル群というのは一応存在するのですが、現在インターネットではほとんどの通信がTCP/IPを利用して行われています。

ちなみに、TCP/IPの「IP」とはInternet Protocolのこと。インターネットにおいて情報の送受信を司るプロトコルであり、正しいホストへパケットを届ける役割を担っています。「TCP」は、データをインターネットへ送るために加工したり、逆に受信した加工済みデータを元に戻したり、といった役割を持ちます。同じような役割を担うプロトコルには、TCPのほかにUDPなどがあり、状況によって適切に使い分けられます。なお、UDPなどのプロトコルも「TCP/IP」に含めるケースが多いようです。

詳細はともかく、「TCP/IPという独自のプロトコルがある」という誤解は、どうしてもしてしまいがちです。勉強するときには、この点をまず頭に置いてください。

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