Linux豆知識 032

X Window System

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今回は、「X Window System」について。

X Window Systemは、UNIX系OSにてウィンドウシステムを提供するソフトウェア、あるいは仕組みを指します。LinuxにおいてGUI環境を利用する上で欠かせないものとなっています。

X Window Systemは、マサチューセッツ工科大学の研究グループにおいて生まれ、現在ではX.Org Foundationが開発の中心を担っています。現在のバージョンは「X11」(version 11)です。

さて、ここまではご存知の方も多いかと思いますが、X Window Systemにおいて意外と知られていないのが「サーバー・クライアントシステムを採用している」点です。このため、ネットワーク越しにX Window Systemを利用することが可能です。
たとえば、あるコンピュータで走らせているアプリケーションを、ネットワーク経由でリモートの画面に表示させることもできます。

ここからが紛らわしい話になるのですが、X Window Systemにおいては、ユーザが利用しているコンピュータで「Xサーバー」が動作しており、これがさまざまな「クライアント」と通信します。クライアントは、Webブラウザなどのアプリケーションです。すなわち、多くのサーバー・クライアントシステムと逆で、「ユーザが操作しているのがサーバ、リモートで動作するのがクライアント」となります。なぜこうなるかというと、X Window Systemの「機能を提供する」のが「サーバー」であり、その機能が、ユーザが操作する側に存在するためです。

知っているようで知らないX Window System、意外なほど奥が深いのです。

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