Linux豆知識 045
メールサーバー
公開日:2010年02月15日
今回は、「メールサーバー」について。
メールサーバーには、通常2つのサーバーソフトウェアが動作しています。
「SMTPサーバー」と、「POPサーバーやIMAPサーバーなど」の2つのソフトウェアです。
このことは、メールクライアントを利用している方ならピンと来るかもしれません。メールクライアントをセットアップする時に、「送信サーバー」と「受信サーバー」を指定します。同一のサーバーを指定することも少なくありませんが、「送信サーバー」と「受信サーバー」を指定するということは、メールの送受信には「メール送信のサーバーソフト」「メール受信のサーバーソフト」が必要だということです。
メールを送信する際、メールの経路を単純に表すと
[送信者側のSMTPサーバー] | → | [受信者側のSMTPサーバー] |
↑ | ↓ | |
[送信メールクライアント] | [受信メールクライアント] |
の順に渡ります。すなわち送信者はSMTPサーバーにメールを渡し、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)プロトコルを利用して目的のメールサーバーへ送り届けます。そして、受信メールクライアントは、POPサーバーからメールを受け取る、という手順でメールがやりとりされます。
SMTPサーバーのことをMTA(Mail Transfer Agent)、メールクライアントのことをMUA(Mail User Agent)と呼ぶこともありますので、覚えておくとよいでしょう。