Linux豆知識 045

メールサーバー

今回は、「メールサーバー」について。

メールサーバーには、通常2つのサーバーソフトウェアが動作しています。
「SMTPサーバー」と、「POPサーバーやIMAPサーバーなど」の2つのソフトウェアです。

このことは、メールクライアントを利用している方ならピンと来るかもしれません。メールクライアントをセットアップする時に、「送信サーバー」と「受信サーバー」を指定します。同一のサーバーを指定することも少なくありませんが、「送信サーバー」と「受信サーバー」を指定するということは、メールの送受信には「メール送信のサーバーソフト」「メール受信のサーバーソフト」が必要だということです。

メールを送信する際、メールの経路を単純に表すと

[送信者側のSMTPサーバー] [受信者側のSMTPサーバー]
 
[送信メールクライアント]   [受信メールクライアント]

の順に渡ります。すなわち送信者はSMTPサーバーにメールを渡し、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)プロトコルを利用して目的のメールサーバーへ送り届けます。そして、受信メールクライアントは、POPサーバーからメールを受け取る、という手順でメールがやりとりされます。

SMTPサーバーのことをMTA(Mail Transfer Agent)、メールクライアントのことをMUA(Mail User Agent)と呼ぶこともありますので、覚えておくとよいでしょう。


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