Linux豆知識 047

ダイナミックDNS(DDNS)

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今回は、ダイナミックDNS(DDNS)について。

DNSは、先週も紹介した通り、ホスト名とIPアドレスを対応づける仕組みを提供します。「ダイナミックDNS」は、ホスト名とIPアドレスの対応を「動的に」管理する仕組みを提供するものです。

従来のDNSは、IPアドレスが変わることは考慮されていません。しかし、この状況では、DHCPを利用したネットワークでは、ホストに割り当てられたIPアドレスが変わることがたびたび発生します。これでは、ホスト名が毎回異なるホストを指すことになってしまいます。ここで「ダイナミックDNS」を利用すると、IPアドレスが変更されても、その変更が反映され、ホスト名とIPアドレスの対応がきちんと取れるようになっています。

ダイナミックDNSは、個人的なサーバを運用する際によく利用されます。多くのブロードバンド回線では、個人向けにはプロバイダから動的にIPアドレスが割り当てられます。そのため、接続が切断されるたびにホストに異なるIPアドレスが割り当てられてしまうということがたびたび生じます。このような場合でも、ダイナミックDNSを利用すれば、ホスト名と変更されたIPアドレスの対応を自動的に取ってくれます。このため、固定IPアドレスがなくてもサーバの運用が可能になります。

このように、ダイナミックDNSを利用すれば、きちんとホスト名がついたサーバを運用することが簡単にできます。ただし、問題点もあります。ダイナミックDNSでは、IPアドレスが変更されたときに、その変更がDNSに反映されるまで少し時間がかかります。その間には、ホスト名とIPアドレスが正しく対応できておらず、ホスト名が別のホストを指してしまうことになります。このため、サーバの運用にダイナミックDNSを利用するのは少々危険を伴うことになります。ダイナミックDNSを利用したサーバ運用には、セキュリティ面からの否定的な意見も少なからず存在します。営利目的のサーバ運用にダイナミックDNSを利用するのは危険ですし、個人用途でのサーバ運用で利用する際も、危険性を考慮した上で利用するようにして下さい。

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