Linux豆知識 051

NTP

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今週は、「NTP」について。

前回、「タイムゾーン」、すなわち時間に関する話題を取り上げました。NTPは「Network Time Protocol」の略で、ネットワークを経由して、コンピュータが時計を正確な時刻に同期するためのプロトコルです。

PCに内蔵されている時計はかなり不正確なもので、一ヶ月も運用すると何秒かのずれが出てしまうこともあります。しかし、ネットワークサーバ用途で利用する場合、電子メールの送受信記録などで時計がずれていると異常が出る場合が多々あります。そのため、ネットワークで接続されたホスト同士は時計が互いに同期されている必要があります。これを解決するのがNTPです。

NTPはサーバ・クライアント方式で提供されます。「NTPサーバ」では、原子時計などを利用した正確な時計を持っており、NTPを通じてクライアントに正確な時刻を提供します。クライアント側は、Linuxでは「ntpdate」コマンドを利用するとNTPサーバと時計を同期することができます。ntpdateコマンドはrootユーザで利用します。下のようにntpdateにNTPサーバ名を指定すれば、指定したNTPサーバと同期されます。

# ntpdate ntp.nict.jp

これをcronで定期的に実行することで、サーバの時計を正確に保つことができます。

問題は、NTPサーバはどのサーバを使うか?です。「NICT 独立行政法人情報通信研究機構」では、「日本標準時プロジェクト」を行っており、公開NTPサーバを提供しています。

NICTの公開NTPサーバについて
http://www2.nict.go.jp/w/w114/stsi/PubNtp/

毎秒100万リクエスト以上をこなすことができるNTPサーバですが、むやみとアクセスしてもよいというわけではありません。ある程度の台数がまとまる場合には、ネットワーク内にNTPサーバを設置して、その他のコンピュータは自前のNTPサーバを参照するようにするとよいでしょう。

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