Linux豆知識 057

ハッカー

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今回は、「ハッカー」について。

「ハッカー」(hacker)という用語は「誤用」が目立ちます。ハッカーを、「悪意を持ってコンピュータシステムを破壊・情報盗用・改ざんを行う人」、本来であれば「クラッカー(cracker:破壊者)」と呼ぶべき人を指す言葉で使っている場面が多いようです。しかし、本来のハッカーの意味は「クラッカー」とは全く違います。

「ハッカー」とは、コンピュータについて深い知識を持ち、その知識を持って高度な技術を駆使する人のことを指します。ここで技術を行使する場面は、「ソフトウェアを開発したり改良する」など、「破壊」とはほど遠い場面であることがほとんどです。また、かつてはクラッキングには高度な知識を必要としましたが、最近ではクラッキングは必ずしも高度な知識を必要としないことから考えても、「ハッカー」と「クラッカー」は全く別物と言ってよいでしょう。

「ハッカー」という用語にそれほど拘る必要性はないのですが、あえてもう少し解説をしてみたいと思います。

たとえば、ある開発プロジェクトで活動する、高度な技術を持つ開発者に対して「ハッカー」という呼び方はほとんどしません。「ハッカー」という用語は、個人的な活動を行う人や、趣味的に活動する人を指すことがほとんどです。

そして・・・Linuxなどのオープンソースソフトウェアは、「ハッカー」のおかげで今があると言っても過言ではありません。以前も紹介した通り、Linuxの生みの親、Linus Torvalds氏がLinuxの開発を行ったのも趣味が昂じてのものですし、Linuxの発展も、当初は非営利・趣味的に行われていたからです。

「Linuxはハッカーの手によって生み出された」・・・と言っても過言ではないでしょう。

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