Linux豆知識 061

暗号化通信

公開日:2010年07月16日

今回は「暗号化通信」について。

セキュリティの重要性は、今まで何度も説いてきた通りです。クラッキング行為の増加に伴って、その重要性はますます高まっています。そこで登場するのが「暗号化通信」です。

そもそもインターネットは、登場当初には「クラッカーの登場」というものを全く想定していませんでした。そのため、通信はほぼ「平文」、すなわち通信内容を何の加工もしないままネットワークに流す方式をとっていました。パスワードですら平文で流していたのですから、考えてみれば恐ろしいことです。ちなみに、現在でもPOPなどでは平文のままパスワードをやりとりすることがあります。クラッキングの実態などを考えると好ましいこととは言えませんね(パスワードを暗号化するAPOPや、SSL暗号化通信法の利用がセキュリティ上好ましいと言えます)。

そこで「暗号化」が登場します。「暗号化」といっても実にさまざまな方法があります。コンピュータの世界以外でも暗号化は使われていますね。原始的なところでは「山!」「川!」なども暗号化通信の一つです。しかし、単に「○○と言ったら××ということ」という取り決めだけでは、取り決めがわかってしまうだけで第三者に解読されてしまいます。そこで「鍵」を利用します。「鍵」を利用して暗号化・復号化するようにすれば、暗号化の取り決めがわかっただけでは解読が不可能です。暗号化・復号化のどちらにも、「鍵」が必要になるためです。

次回は、「暗号化鍵」について紹介します。

<追記>
記事中で紹介をした「APOP」ですが、現在ではセキュリティ上の脆弱性が指摘されています。(2024年6月7日)
ご参考:日経クロステックの記事


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