Linux豆知識 070

BSD

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今回は「BSD」について。

「BSDはLinuxと違うのか」という質問は意外とあるようです。既にインストールされている場合、LinuxとBSDの間にいまひとつ差異が見出せないケースもあるようです。特にシェルだけを利用する場合、非常に似通っていて、違いを探すほうが大変かもしれません。

結論を言うと、「BSDとLinuxは、内部構造が全く違うOS」です。

Linuxは、元々Linus Torvalds氏が趣味でUNIXに倣って作り始めたプログラムが元になっていますが、BSD、すなわち「Berkeley Software Distribution」は、当時のUNIXをカリフォルニア大学バークレイ校が改良する形で始まったOSです。「BSDはUNIXの血を引いている、LinuxはUNIXに倣っている」という点で外見は似ていますが、内部は全く違います。ただし、OSは「ディストリビューション」という形で、さまざまなアプリケーションと一緒に配布されます。そのアプリケーションは、LinuxでもBSDでも同じように利用でき、実際に共通のものが採用されているケースも結構あります。
たとえば、セキュアに接続してコマンドラインを利用できる「OpenSSH」はBSDの一種であるOpenBSDから由来しています。他にも、Mac OS XはBSDの一種である「Darwin」をベースにしていますし、iPhoneやiPadのOSであるiOSもBSDの派生系をベースにしています。このあたり、LinuxをベースにしているAndroidと対照的です。

なお、LinuxやBSDが「UNIX」を名乗っていないのは、商標の都合です。
「UNIX仕様」を完全に満たしていないため、「UNIX系OS」という呼び方で括られています。

似ているようで違うLinuxとBSD。お互いに、良きライバルということができるかもしれません。

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