Linux豆知識 071

クラウドコンピューティング

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今回は「クラウドコンピューティング」について。

「クラウド(Cloud)」は、「雲」の意味です。クラウドコンピューティングは、インターネット上のシステム全体を「雲」に見立てた形になります。
すなわち、「雲の中に隠れたシステムにアクセスして、さまざまなサービスを享受できる」のがクラウドコンピューティングです。「雲」の中に隠れたサーバを介してサービスが提供されるので、ユーザはサーバの存在を意識することなく、サービスを受けることになります。

クラウドコンピューティングの例として、「電子メール」を考えてみます。
従来は、ユーザがコンピュータにメールクライアントをインストールし、そのメールクライアントがメールサーバとデータをやりとりする形で電子ールを送受信していました。

一方、クラウドコンピューティングは、たとえばGmailなど、Webブラウザを介してインターネットと通信できる環境であれば、メールクライアントを利用することなくWebブラウザでメールの送受信を行うことができます。ここで、クラウドコンピューティングの要諦は「メールクライアントを介さない」という点でなく、「サーバの存在を意識しなくてよい(イメージとしては”雲の中にある”)」というところにあります。ただし、サーバの存在は「意識しない」だけであって、実際にはほとんどの処理を「サーバに丸投げしてしまっている」ことに注意してください。

このように、「ユーザがサーバにほとんどの作業を任せるが、そのことを意識しなくて済む」、というのがクラウドコンピューティングです。最近では、PCで行うことが当たり前であった表計算なども、クラウドコンピューティングによってインターネット越しにサーバに任せる、といったことも行われています。

クラウドコンピューティングを利用すると、サービス利用側の負担が軽くて済み、また専用のソフトウェアを必要としないため、たとえば携帯電話やPDAなど、それほど性能の高くない機器であってもサービスを享受できます。モバイル機器全盛の時代に合致した手法、ということができるでしょう。

クラウドコンピューティングは、今後重要度を増していく技術であることは間違いないでしょう。

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