Linux豆知識 073

ディスククォータ(クォータ)

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今回は「ディスククォータ」(「クォータ」)について。

個人でLinuxを利用していると忘れてしまいがちになるのが、「Linuxはマルチユーザ、すなわち複数のユーザが利用することを前提にして設計されたOSである」という点です。大企業や研究機関では、UNIX系OSを、それこそ何百人で同時に利用する、ということも珍しくありません。

このような場合に問題になるのが、ハードディスクの容量です。ハードディスクの容量が非常に大きくなった昨今ですが、無造作にファイルを置き続けると、ディスク容量が足りなくなってしまいます。多数のユーザが利用すると、悪意がなくてもハードディスクの容量を食いつぶしてしまうという危険が増します。そこで、UNIX系OSでは、「ユーザごとに、ハードディスクの容量制限をかける」という機能が提供されています。これが「ディスククォータ」です。

Linuxのディスククォータには、「ソフトリミット」と「ハードリミット」という、2種類の容量制限が設定できます。「ソフトリミット」は、ディスクの使用容量が、予め指定された容量に達した際に警告を発する(ただし警告するだけ)という制限、「ハードリミット」は、予め指定された容量に達した際に、ファイルへの書き込みができなくなるという制限です。ソフトリミットとハードリミットは同時に設定することができます。また、ソフトリミットに達した場合、一定時間が過ぎると、ファイルへの書き込みができなくなります。

多数のユーザが利用するUNIXマシンを管理する際には欠かせない機能である「ディスククォータ」。上手く活用して、快適なコンピュータ運用をしましょう。

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