Linux豆知識 080

IPv6への移行

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今回は「IPv6への移行」について。

ニュースコメントでも触れたように、「IPv4」の新規アドレスの在庫が枯渇しました。

まず最初に知っておきたいことは、「IPv4」と「IPv6」は、全く異なるプロトコルだということです。ですから、両者を何の工夫もなしに、「混ぜて使う」ということはできません。ただし、「役割」は同じ…どちらもOSI参照モデルにおけるネットワーク層(第3層)にあり、データをホスト間でやりとりするために使われるという点では共通しているため、「共存する」ことは可能です。

では、「IPv6」に移行するためには、一体何が必要なのでしょうか。

まずは、物理的な問題があります。ルーターやレイヤー3のスイッチングをIPv6に対応させる必要があります。

次に、OSの対応が必要です。IPv6は、最近のOSであれば大抵対応しており、Linuxでは随分前から対応していますし、WindowsでもWindows XP/2003以降であれば対応しています(GUIでの設定ができるようになったのはWindows Vista以降)。Mac OS Xは10.2以降で対応しています。

そして、ソフトウェア側の対応が挙げられます。一部のソフトウェアはOSさえ対応してしまえばそのままIPv6で使えますが、ソフトウェア側に対策を講じないとIPv6が使えないという場面も発生します。ですから、ソフトウェア側についてもIPv6に対応しているか否かの注意が必要となります。

もっとも、ここに挙げた話が本当に必要になってくるのはもう少し先でしょう。
実際には「IPv4」アドレスの再利用(使われずに放置されているアドレスの再割り当てなど)の措置も取られる模様ですし、本当にIPv4を「新規で」使えなくなるまでにはもう少し時間があります。また、実際の運用では「IPv4」が浸透しすぎており、一斉に切り替えることが不可能なため、しばらく「IPv4」と「IPv6」を共存させながら移行する、ということになると考えられます。つまり、両方に対応した仕組みを作りあげながら、少しずつIPv6へ移行するということになるでしょう。

あまり急ぐ必要はないものの、全く無関心でも困る「IPv6」への移行。
ある日突然うろたえる、といったことのないよう、しっかり準備しておきましょう。

 

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