Linux豆知識 088

ジャーナリングファイルシステム

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今回は、「ジャーナリングファイルシステム」について。

以前、ファイルシステムのお話しで簡単にジャーナリングファイルシステムについて触れましたが、今回はジャーナリングについてもう少し詳しく紹介します。

最近のLinuxではext4など「ジャーナリングファイルシステム」と呼ばれる、ジャーナリングを利用したファイルシステムが採用されることが多いようです。「ジャーナリング」は、ジャーナルと呼ばれるデータを定期的に記録する技術のことで、ファイルシステムで、更新内容だけをジャーナルに記録する、というものです。システム障害などが生じた際に、ログに記録された内容を確認するだけでよいので、起動が速く、かつ、その情報を基にした復旧ができるようになります。

ジャーナリングファイルシステムのメリットは、ただ単にデータを保護するだけでなく、ファイルシステム全体が保護できることにあります。ジャーナリングの目的は、「メタ・データ」(スーパーブロックやiノードテーブル、iノードテーブルからリンクされているデータなど)の整合性をとることにあります。

ジャーナリングファイルシステムでは、ジャーナルの変更記録のみを確認するので、ファイルシステムの整合性のチェックが非常に短時間で行え、また整合性が取れた状態に復帰するのも短時間で済みます。

ただし、システムによっては、ファイルの中身までは保護されないことがあります。たとえば、OSがクラッシュしてもファイルシステムの破壊は避けられるが、保存したはずの内容が保存されていなかった、という事態は起こり得ます。ext3やext4ではデータの中身まで保護するような機能が備わってい
ますが、すべてのジャーナリングファイルシステムにおいてデータの内容までが保障されるわけではないことは注意しておいてください。

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