Linux豆知識 118

chageコマンド

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今回は、「chageコマンド」について。

chageコマンドは、「パスワードの有効期限を指定する」ためのコマンドです。

デフォルトでは、Linuxの一般ユーザ用パスワードに有効期限はありません。すなわち、一回パスワードを設定してしまうと、永久にそのパスワードを使い続けることができます。しかし、本来このことはセキュリティの観点から望ましくありません。長期間同じパスワードを使い続けていると、クラッキング被害に遭うリスクが増えます。パスワードは、定期的に変更するのが望ましい、と言えます。

そこで、パスワードに「○○日間の期限をつける」「期限が切れる前に警告を発する」ように設定することができます。これを実現するのがchageコマンドです。

chageコマンドにはいくつかのオプションがありますが、よく用いられるのは、パスワードの有効日数を指定する「-M 日数 ユーザ名」、パスワードの有効期限の前に警告を表示する「-W 日数 ユーザ名」、有効期限の後にアカウントがロックされるまでの日数を指定する「-I 日数 ユーザ名」でしょう。

ユーザ「foo」のパスワードの有効期限を「150日」に設定する場合は、以下のように実行します(root権限が必要)。

# chage -M 150 foo

また、パスワードが切れる「30日」前に警告を発するには

# chage -W 30 foo

とします。

パスワードの有効期限など、設定状況を知るためには、

$ chage -l foo

と実行します(これは一般ユーザ権限で実行可能です)。

なお、パスワードの期限をどれくらいの長さに設定するか?は、ユーザのログイン頻度を勘案して決めるのがよいでしょう。毎日必ずオンラインでログインするのであれば1~3ヶ月程度に設定するのが現実的でしょう。一方、極端な話、年に1回しかログインされないという場合には、期限を設定しないというのも手です(いつのまにかログインできなくなっている、という恐れもあります)。

意外と知られていないのですが、本来はもっと活用されるべきこのコマンド、LPIC 102の試験範囲であるので、覚えておくだけでなく活用してみてください。

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