Linux豆知識 137

Fedora

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今回は、Linuxディストリビューション紹介の第2弾、「Fedora」について紹介します。

Fedoraの名前は、聞いたことがあるという方も多いでしょう。Fedoraは、Red Hat社の支援を受けている「Fedora Project」によって管理・開発が行われているLinuxディストリビューションです。

2003年までは、Red Hat社は、「Red Hat Linux」という名前で、無償でLinuxディストリビューションを提供していました。同社は2003年に方針転換を行い、Red Hat Linuxの提供終了と、企業向けのRed Hat Enterprise Linux(RHEL)、および無償版のFedoraのリリース、そしてFedora Projectの発足を発表しました。当時はFedoraではなく「Fedora Core」と呼ばれていました。そして、Fedora Coreには積極的に新機能・新しいソフトウェアを採り入れ、十分な試験を行った後、安定化したものをRed Hat Enterprise Linuxに採り入れるという方針を取るようになりました。

このため、Fedoraには、積極的に新しい機能が採り入れられる、という特徴があります。このことは、常に新しい機能が利用できるということでもありますが、裏返すと、実験的要素が強いため、どうしてもある程度は安定性が犠牲になってしまうという側面もあります。これがFedoraの特徴と言えます。

各パッケージはrpm形式で提供され、パッケージ管理ツールはYUMですので、パッケージの導入は容易です。また、インストーラも初心者にとって簡単なものとなっているので、とっつきやすさという意味では初心者にも使い易いLinuxディストリビューションです。最新機能が使えるというのもポイントになるかもしれませんが、安定性には少々不安があります。また、メジャーバージョンアップも頻繁に行われるため、絶えずアップデート作業を行う必要も出てきます。

利用者が多いため、情報量も多く、最新機能を積極的に試してみたいという人には良い選択肢ですが、一方でサーバ用途として実戦利用するには、かなりのスキルを要求します。サーバとして利用するためには、信頼性・安定性が重要となるからです。

「最新志向のFedora」ということを頭に入れて、上手に使いこなして下さい。

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