Linux豆知識 139

Debian GNU/Linux

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今回は、Linuxディストリビューション紹介の第4弾、「Debian GNU/Linux」について紹介します。

Debianは、1993年に開発が開始されたLinuxディストリビューションです。実に20年もの歴史を持っており、老舗Linuxディストリビューションと言うことができるでしょう。パッケージ管理にはdeb形式が採用されており、Red Hat Linuxとは別個の、独自の系列を形成しているということができます。
パッケージマネージャには多機能なAPTやaptitudeなどが採用されており、慣れると使い勝手のよいLinuxディストリビューションとなります。

Debianのもう一つの特徴として、非常に多くのアーキテクチャがサポートされていることが挙げられます。Intel x86のみならず、ARM、IA-64、PowerPC、SPARC、MIPSなど、幅広いハードウェアで利用することができるため、用途に合わせたアーキテクチャを選択できるほか、使われなくなったコンピュータにインストールして利用するなどということもできます。

そして、Debianの特徴の1つに、「安定版」「テスト版」「不安定版」がそれぞれリリースされていることが挙げられます。「不安定版」にはコードネーム「sid」と名付けられ、新しいソフトウェアが積極的に採り入れられます。セキュリティ専門のアップデートが提供されないため、実用には向きませんが、新機能の試用にはもってこいと言えます。「テスト版」は、「不安定版」で一定期間致命的なバグが発見されなかったソフトウェアが採り入れられる版で、次期安定版と位置付けられます。2013年10月現在、バージョンナンバーは8.0、コードネームは「jessie」です。「安定版」は正式リリースで、「テスト版」からバグを取り除き、安定性を向上させたものです。セキュリティフィクスなども積極的に提供されます。2013年10月現在、バージョンナンバーは7.0、コードネームは「wheezy」です。

Debianの安定版は、新機能よりも安定志向と言われています。しかし、提供されるパッケージの数が非常に多いため、サーバ用途、デスクトップ用途のいずれにも利用できます。最初に選択するディストリビューションとしては、有力な選択肢になるでしょう。

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