Linux豆知識 142

openSUSE

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今回は、Linuxディストリビューション紹介の第7弾、「openSUSE」について紹介します。

openSUSEの前身である「S.u.S.E Linux」が最初にリリースされたのは1992年。歴史のあるLinuxディストリビューションと言えるでしょう。最初は、ドイツの有志によって開発・配布されていましたが、2004年に米Novellに買収され、同社の支援を受けた開発体制となりました。そして、同社が開発をLinuxコミュニティに開放、「openSUSE Project」の下で開発が進められることになりました。これによって、100%オープンソースのLinuxディストリビューションを目指すこととなり、名称も「SUSE Linux」、そして「openSUSE」と変わりました。なお、派生製品として、有償版のサポート付き「SUSE Linux Enterprise」も存在します。

SUSEは、元々はSlackwareをベースとして開発されていましたが、現在はパッケージは「RPM」形式で提供されます。そして、最大の特徴は、パッケージ管理システムに「YaST(Yet another Setup Tool)」と呼ばれる独自のシステムが採り入れられていることでしょう。YaSTは、SUSEのために開発されたシステムですが、これ自体もオープンソースであり、他のLinuxディストリビューションで利用することも可能です。YaSTの特徴としては、その機能の豊富さに加え、強力なGUIフロントエンドを備えていながらCUIでも利用できる、といった点があります。

openSUSEは、Slackwareをベースにしているとは言っても、長い間、独自に開発されてきたという経緯があります。そのため、「独自路線」ということができるでしょう。デスクトップ環境もKDE、GNOME、Xfceから選ぶことができますし、サーバとして利用するためのパッケージも取り揃っていますので、さまざまな用途に利用することができます。ただし、安定志向か、最新機能を積極的に採用する傾向か?と言うと、どちらかというと新機能を積極的に採り入れていくという傾向が強いと言われていますので、サーバとして利用する際には若干慎重に検討したほうがよいかもしれません。

なお、openSUSEには、1CDのLive版も用意されています。根強いファンもいるLinuxディストリビューションですので、選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

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