Linux豆知識 151

sendmail

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サーバソフトウェア紹介の第3弾は、メール送受信サーバ(MTA)の1つである「sendmail」について紹介します。

sendmailは、1980年代に開発が開始された、極めて長い歴史を持つMTAです。その歴史の長さゆえ、MTAの中でもデファクトスタンダードと呼べる地位を築いています。現在では、Sendmail社によって開発・メンテナンスが行われています。

sendmailは、その多機能さに特徴があります。現在主流となっているSMTPによるメール送信だけでなく、現在では使われていないようなメール送信プロトコルもサポートしており、非常に多機能であり、また柔軟な設定を行うことができます。

一方で、その多機能さゆえ、設定するべき事項が多いという事実があります。それだけでなく、設定ファイルである「sendmail.cf」の記述が独特であり、適切な設定を行うためには高いスキルと多くの勉強量が必要になります。

その他、インターネットの普及により、メール流量の増加、高いセキュリティの要求などの問題も生じています。sendmailは歴史が古く、Sendmail社によるサポートもしっかりしているため、これらの問題への対応もしっかりと行われていますが、基本設計がインターネット黎明期のままであり、これに「問題が起こったら対応する」という方針であるため、アプリケーションが肥大化してしまっているという問題も抱えています。

とはいえ、歴史が古く、かつSendmail社によるサポートがしっかりしているというメリットは大きく、また設定ファイルの「sendmail.cf」も、まず「sendmail.mc」という、より簡単なファイルを記述し、これを「m4」というコマンドを通すことでsendmail.cfファイルを生成する、という方法が取れるようになっており、設定の難しさを緩和する方策もきちんと用意されています。

歴史の古さゆえ、シェアの大きなソフトウェアですので、必ずチェックしておきたいソフトウェアと言えるでしょう。

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