Linux豆知識 174

「/etc/inittab」ファイル

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今回から、Linuxで利用される重要なファイルを1つずつ見て行くという形でお送りします。1回目となる今回は、「/etc/inittab」ファイルについて。

/etc/inittabファイルはOSを起動する際、OSの起動を司る「initプロセス」が利用するファイルです。このファイルには、デフォルトのランレベルの指定、デバイスなどの初期化、initの起動、ブート時の処理、ランレベルごとのrcスクリプトの実行などを指示します。中には、[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーを押したときの処理の指示も記述されています。このように、/etc/inittabファイルは、OSを起動し、適切に設定するために必須のファイルと言えるのです。このため、LPIC 101の出題範囲にも含まれています。

それでは、/etc/inittabを実際に見てみましょう・・・と言いたいところなのですが、その内容はディストリビューションとバージョンによって大きく異なります。たとえばCentOS 6系列では、/etc/inittabには、デフォルトのランレベルを指定する「id:5:initdefault:」という記述しか見当たりません。これは、最近のinitプロセスは「/etc/init」というディレクトリに存在する、複数の設定ファイルに設定を記述するように変更されたためです。
したがって、OSの起動などに関する設定をカスタマイズしたい場合は、このディレクトリ配下にあるファイルを編集することになります。

また、CentOS 7系列では、「init」に代わって「systemd」と呼ばれる、新しい起動プログラムが採用されています。このため「/etc/inittab」ファイルは、互換性を保つためにのみ存在します。systemdが利用するファイルは、「/etc/systemd/」ディレクトリ配下に存在する複数のファイルです。

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