Linux豆知識 193

「/var/run」ディレクトリ

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今回は、「/var/run」ディレクトリについて。

「/var/run」ディレクトリは、システムを起動した後の情報が格納されるディレクトリです。このディレクトリには、主に実行中のプロセスに関する情報が格納された「pidファイル」が存在します。/var/runディレクトリは一般ユーザでも参照できますので、lsコマンドで参照してみてください。

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$ ls /var/run
autofs.pid
crond.pid
messagebus.pid
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「.pid」で終わっているファイルがpidファイルです。このファイルには、該当するプロセスのプロセスIDなどの情報が記述されています。たとえば、/var/run/crond.pidファイルには、crondのプロセスIDが記述されています。

このファイルは、スクリプトやほかのプロセスで利用されます。プロセスIDが記述されているので、このファイルはプロセスの制御(再起動や停止など)、プロセス同士の連携などに利用されます。

これらのファイルも、基本的には編集が必要になることはありません。むしろ、下手に編集するとシステムの誤動作を引き起こす場合があります。一方で、プロセスやシステムが異常終了したときにpidファイルが残っているせいでプロセスがうまく起動しないというトラブルもありえます。他方、たとえばRed Hat Enterprise Linux 7では、「/var/run」ディレクトリがtmpfsでマウントされるようになっており、システムをシャットダウンするとファイルが消えます。このことを頭に入れてスクリプトを組まないと、うまく動作しないといったトラブルも考えられます。

このディレクトリも前回の/var/locksと同じように縁の下の力持ち的な存在です。ぜひ覚えておきましょう。

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