Linux豆知識 194

「/var/spool」ディレクトリ

このエントリーをはてなブックマークに追加
今回は、「/var/spool」ディレクトリについて。

「/var/spool」ディレクトリは、「スプール」と呼ばれる一時的に作業用のファイルなどを置いておくためのディレクトリです。プリンターを例に挙げて説明します。

プリンターは処理速度が遅く、またデータを受け取って蓄えておく「バッファ」の容量が大きくありません。そのため、印刷したいデータをプリンターに直接送信すると、あるユーザーが印刷している間、他のユーザーは印刷処理待ちとなってしまいます。

そこで、データをプリンターに直接送信するのではなく、一時的にスプールの中にデータを書き出します。そして、プリント作業の進行に応じて、スプールの中のデータをプリンターに順次送信します。このように、一時的にデータを溜めておく領域を「スプール領域」と呼びます。スプールによって、ユーザーは他のユーザーの印刷作業が終了するのを待つことなく、他の作業を行うことができるようになります。このように、印刷データをスプールするサーバーを「プリントサーバ」と呼ぶこともあります。

「/var/spool」ディレクトリを直接操作することはそれほどありませんが、様々なサーバーが一時領域として使用しているため、トラブルの際に中身を確認することもあるでしょう。管理者として、その役割をしっかりと理解しておきましょう。

ページトップへ