Linux豆知識 218

/tmpディレクトリ

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今回は「/tmpディレクトリ」について。

「/tmpディレクトリ」は、一時的(temporary)なファイルを置くディレクトリです。プログラムが動作する際に一時的に利用するファイルを保存しておくなどの用途で利用します。

このディレクトリは少し特殊な性質を持ちます。まず、システムのユーザであれば誰でも「読み書き」できるようになっています。read権限はともかく、write権限まですべてのユーザに与えられているのは珍しい存在です。
ただし、/tmpディレクトリには「スティッキービット」が設定されており、作成したファイルやディレクトリを削除することができるのは作成者(所有者)だけという特殊な動作をします。そのため、作成したファイルを他のユーザー(プロセス)から削除されてしまうことがないようになっています。

そして、システムを再起動すると、このディレクトリに存在するファイルはすべて消去されます。また、システムによっては一定期間アクセスがないファイルは削除されるようになっている場合もあります。

「/tmpディレクトリ」は、基本的にはプログラムのためのディレクトリで、ユーザが利用するディレクトリとは考えられていません。特に、システム再起動時にファイルが残っていることを前提にすることができませんので、「消えてしまっては困る」というファイルはこのディレクトリには絶対においてはいけません。たとえ一時的に置いておくにしても、意図しない再起動が起こってしまったら消えてしまうことを忘れないようにしましょう。
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